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従来型の Lotus Notes/Domino アプリケーションにおける「作成者/名前/読者」フィールドの表現を XPages のビューコントロールを用いて実現する方法
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フィールドの実現方法「作成者/名前/読者」
XPageでは、「フィールドの属性」で作成者/名前/読者それぞれの属性を設定することはできない。
そのため、文書を保存するタイミングでNotesItemクラスのメソッドを利用して、属性の設定を行う必要がある。
1.フィールドの配置
XPage上でコアコントロールから[編集ボックス]を表示させたい場所へドラッグし、データのバインド先を指定する。
2.保存時のアクションを追加
保存時のアクションとしてスクリプトを追加。それぞれの属性を設定する為の記述を行う。
設定する属性 | スクリプト内容 |
作成者 | var doc =document1.getDocument(true);
作成者属性を設定
var item_n = doc.getFirstItem("author");
item_n.setAuthors(true); |
名前 | var doc =document1.getDocument(true);
名前属性を設定
var item_n = doc.getFirstItem("name");
item_n.setNames(true); |
読者 | var doc =document1.getDocument(true);
読者属性を設定
var item_n = doc.getFirstItem("reader");
item_n.setReaders(true); |
3.ブラウザで確認
ブラウザで参照すると入力項目が表示されることが確認できる。 
◆文書のプロパティでの表示
ユーザーのノーツIDを入力して保存後、ノーツクライアントから文書のプロパティを確認すると
属性値がセットされていることが確認できる。

オプション
アドレス帳からの選択は、XPageでは利用できない。
追加開発して機能を実現する必要がある。
その他
<調査環境>
Lotus Domino Designer 8.5.2
Microsoft Internet Explorer 8
その他の「フィールド」については こちらを参照してください
この記事は九州地区ノーツパートナー会技術部会(リコー IT ソリューションズ 株式会社)によって作成されました。 |