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フィールドの実現方法「リッチテキスト」
XPageにて 「リッチテキスト」を実現する場合、コアコントロール[リッチテキスト]を使用する。
ただ、XPage上のリッチテキストは、直接添付ファイルをこのコントロールから添付することができない為、
添付ファイルを必要とするような場合には、「ファイルのアップロード」、「ファイルのダウンロード」コントロールを別途配置する必要がある。
1.フィールドの配置
XPage上でコアコントロールから[リッチテキスト]を表示させたい場所へドラッグする。

2.名前の入力
[プロパティ]-[リッチテキスト]-[名前]にフィールド名に該当する「名前」を入力する。
3.ブラウザで確認
ブラウザで参照すると入力項目が表示されることが確認できる。

Notes/Domino 8.5.2 よりWYSIWYGエディターとしてCKEditorが採用されており、リッチテキストのコントロールで使用されている。
これにより、使用用途に合わせて、エディターのスタイルを変更できる。( [プロパティ]-[Dojo] に設定。)
◆設定内容
名前 | 値 | イメージ |
toolbarType | Medium |  【表示アイコン】
- フォント名
- フォントサイズ
- 太字/斜体/下線/取り消し線
- テキストの色/背景色
- 左揃え/中央揃え/右揃え/行末揃え
- 番号/黒丸
- インデント/アウトデント
- 貼り付け
- 文字検索
- イメージの挿入
- 表の作成
- リンク
- エモティコン挿入
- 画面の最大化
|
Slim | 
【表示アイコン】
- 太字/斜体/下線/取り消し線
- テキストの色
- 番号/黒丸
- イメージの挿入
- リンク
- エモティコン挿入
|
Large | 
【表示アイコン】
- 段落の書式
- フォント名
- フォントサイズ
- 太字/斜体/下線/取り消し線
- テキストの色/背景色
- 左揃え/中央揃え/右揃え/行末揃え
- 番号/黒丸
- インデント/アウトデント
- 下付文字/上付文字
- フォーマット設定の削除
- 貼り付け
- 元に戻す/やり直し
- 文字検索
- イメージの挿入
- 表の作成
- リンク
- 改ページの挿入/改行の挿入
- 特殊文字の入力
- 引用のブロック/ブロックの表示
- エモティコン挿入
- 画面の最大化
|
「ファイルのアップロード」と「ファイルのダウンロード」コアコントロール
添付ファイルを必要とする場合は、「ファイルのアップロード」、「ファイルのダウンロード」コントロールを別途配置する。
1.フィールドの配置
XPage上でコアコントロールから[ファイルのアップロード]、[ファイルのダウンロード]を表示させたい場所へドラッグする。

2.名前の入力
[プロパティ]-[ファイルのアップロード]([ファイルのダウンロード])-[名前]にフィールド名に該当する「名前」を入力する。


3.データバィンディングの設定
[ファイルのアップロード]と[ファイルのダウンロード]の両方の[プロパティ]-[データ]内に同じフィールドを
バインド先として設定する。

4.ブラウザで確認
ブラウザで参照するとアップロード用の「参照」ボタンとアップロードが表示されていることが確認できる。

◆「参照」ボタン
「参照」ボタンから添付ファイルを選択できる。

◆値の更新後の動作
値の更新が行われると[ファイルのダウンロード]欄に添付したファイルの一覧が表示できる。

オプション
その他、XPageで指定が可能な項目を以下に記述する。
項目 | 内容 |
[ファイルのアップロード]-[アップロードファイルのファイル名を次の名前に置換] | アップロードするファイルの名前を固定のファイル名に置換できる。 |
[ファイルのダウンロード]-[添付ファイルがない場合は非表示] | 添付ファイルがない場合に、ファイルのダウンロードを非表示とする。 |
[ファイルのダウンロード]-[表示するオプション列を選択] | [サイズ]、[更新日時]、[種類]、[作成日]、[削除を許可]から選択できる。
[削除を許可]とした場合、ごみ箱アイコンクリックで添付ファイルの削除を行える。

|
その他
<調査環境>
Lotus Domino Designer 8.5.2
Microsoft Internet Explorer 8
その他の「フィールド」については
こちらを参照してください
この記事は九州地区ノーツパートナー会技術部会(リコー IT ソリューションズ 株式会社)によって作成されました。