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XPages のデータソースは、いくつかの場所で定義することができます。
シリーズ目次:
定義可能な場所
データソースの定義場所を大別すると、設計要素単位での定義とコントロール単位での定義に分けられます。
設計要素単位での定義
XPage あるいはカスタムコントロール設定要素に対して、データソースを定義することが可能です。
XPage に対してデータソースを定義した場合、そのページ内に配置された全てのコントロールから、そのデータソースをアクセスすることが可能です。
カスタムコントロールが配置された場合には、そのカスタムコントロール内部のコントロールからもアクセス可能です。
カスタムコントロールに対してデータソースを定義した場合、そのカスタムコントロール内部でのみそのデータソースが有効であり、
カスタムコントロールを配置した先の親 XPage からは利用できません。

コントロール単位での定義
パネルコントロールおよびビューコントロールに対してデータソースを定義することができます。
コントロールに対してデータソースを定義した場合、そのコントロール内部に配置されたコントロールおよび子孫に対してのみ有効になります。
パネルコントロールに対してデータソースを定義した場合、そのパネル内部および子孫のコントロールに対してのみ有効になります。
パネルの外側のコントロールからはアクセスできません。
ビューコントロールに対してデータソースを定義した場合、そのビューを構成するコントロールおよびその子孫に対してのみ有効になります。
ビューコントロールの外側のコントロールからはアクセスできません。
また、定義可能なデータソースはDomino ビューに限ります。
XPage 側で Domino ビュータイプのデータソースを定義し、ビューコントロール自身ではデータソースを定義することなく、
XPage 側で定義したデータソースを利用するよう指定することも可能です。

定義方法
データソースを新規に定義するにはいくつかの方法が利用可能です。
それぞれの方法で定義を開始した後、
「データソースの種類」
の説明に従い設定を行います。
「プロパティ」ビューの「データ」タブを利用する方法
XPage やカスタムコントロールといった設計要素やパネルなどのコントロールを選択すると、「プロパティ」ビューには「データ」タブが表示されます。
このタブ内で、データソースの定義を行うことができます。
XPage/カスタムコントロール/パネルコントロールの場合
タブ内で「追加」ボタンを押し、作成するデータソースのタイプを選択します。

ビューコントロールの場合
ビューコントロールを XPage あるいはカスタムコントロール内に配置しようとすると、データーソースを定義するためのダイアログが表示されます。
このパネル内で、アクセスしたいビュー名などを指定して、データソースの定義を行います。
一旦定義を完了した後でも、ビューコントロールの「プロパティ」ビュー内、「データ」タブを利用することで、属性を変更することができます。

データ編集用コントロールの場合
XPage あるいはカスタムコントロール内に配置された各種データ編集用コントロール (編集ボックス、ラジオボタン、リッチテキストなど) の
「プロパティ」ビュー内の「データ」タブは、編集用データをどこから入手するのかを定義するデータバインドを行うことが主な役割ですが、
ここからも新規にデータソースを定義することができます。
「データバインディング」の「データソース」として「データソースの定義」を選択することで、新規データソースの定義を開始します。

「データ」ビューを利用する方法
Domino Designer の画面右サイドペインには通常コントロール一覧が表示されています。このペインは「データ」ビューに切り替えることができます。
このビュー内の「データソース」として「データソースの定義」を選択することで、データ編集用コントロールの場合同様、
新規データソースの定義を開始することができます。
