このセクションでは、Sametime/IBM Connections Chat Cloud に関する問題のために収集すべき追加の項目について記述します。
1. どのSametime /チャットクライアントを使用していますか。ウェブチャット、Sametime クライアント、又はIBM Notes に組み込まれたSametime かです。
2. ウェブチャットの問題である場合、Webブラウザは何を使用していますか。また、そのウェブチャットの問題は、標準のSametimeクライアントを使用して再現する事ができますか。
3. Sametime クライアントの問題である場合、Sametime クライアントのバージョンを教えてください。
4. IBM Notesに組み込まれた Sametime の問題である場合、IBM Notes のバージョンを教えてください。
- いくつかのチャットの問題は、SametimeクライアントやIBM Notes組み込みのSametimeクライアントのユーザー設定を見直す事で解決できます。設定が問題ないか確認するために、Sametime 用の [サーバー] タブと [接続] タブのスクリーンショットをご提供ください。Sametimeクライアントからこれを収集するには、以下の手順を実行してください。
1. [ファイル] – [プリファレンス] を選択します。
2. [サーバーコミュニティ] を選択します。
3. ユーザーが設定しているコミュニティを開く為、以下画面ショットで示すマークを展開してください。
4. ユーザーは、単一のコミュニティに接続するユーザーですか。または複数のコミュニティに接続するユーザーですか。
5. [サーバー] タブを選択し、以下の画面ショットを取得し、送付してください。
6. [接続] タブを選択し、以下のスクリーンショットを取得し、送付してください。
注: 設定はお客様組織で使用されているものと一致している必要があります。
IBM Notesに組み込まれたSametimeクライアントは、サーバーコミュニティの設定を確認する手順として [ファイル] - [コミュニティ] の手順を除いて同じ手順となります。
- Sametime の連絡先関連の問題については、ユーザーの連絡先リストを収集し、サポートへ送付してください。
サポート側にてコンタクトリストの表示がIBM Connections Cloud システム上で同じように表示される事を確認する為、ユーザーのコンタクトリストをエクスポートし、サポートへ送付してください。コンタクトリストをエクスポートする方法は以下の手順を実行してください。
1. [ファイル]を選択します。
2. [連絡先リストのエクスポート]を選択します。
3. ユーザーが複数又は単一のコミュニティを持っている場合は以下を選択してください。
1. [マルチサーバーコミュニティファイルに] (複数のSametimeサーバーに接続されている場合にのみ使用)
2. [シングルサーバーコミュニティファイルに] (1つのSametimeサーバーで全てのユーザーがリストされている場合に使用)
4. 上記選択が行われた後、ユーザーはファイルの保存場所を選択します。ファイルの拡張子は.xml または .dat となります。
5. 分析の為、 .xml か、.dat ファイルをサポートまで送付してください。
ヒント: 連絡先に関する問題で、ユーザーが存在するか確認するため、検索の際、検索キーはインターネットメールアドレスを使用してください。インターネットメールアドレスはユニークであるため、特定のユーザーの検索が速やかに行えます。特定の連絡先が IM Client で見つからない場合は、以下のようにホームページより検索してみてください。
1. ブラウザーを開き、
https://apps.ap.collabserv.com より IBM Connections Cloud にログインしてください。
2. ホームページの画面右上の検索バーより、目的のインターネットメールアドレスで検索してください。ユーザーは検索されましたか。そのユーザーはCompany Directory にリストされるユーザーでしたか。
- Sametime のログインに関する問題については、以下の情報を収集してください。
上記に加え、デバッグモードを使用した詳細なSametimeのトラブルシューティングを行うことができます。クライアントでデバッグモードを有効にし、資料を取得していただき、サポートへご提供ください。
以下に記載する内容は各Sametimeクライアントをデバッグするための手順です。
IBM Sametime 8.5.x、9.x connect clientの場合:
rcpinstall.properties ファイルを変更してください。このファイルは以下のディレクトリに格納されています:
-Windows C:\Documents and Settings\
\Application Data\Lotus\Sametime\.config
( Application Data フォルダは非表示であるため、手入力する必要がございます)
-Windows 7 & Vista C:\Users\user_name\AppData\Roaming\Lotus\Sametime\.config
-Mac OS X / Linux /Users//Lotus/Sametime/.config フォルダ
(config フォルダはデフォルトで非表示になっています)
“.level=”行のWARNING を FINEに変更してください。また、“.logger.level”行もありますが、”.level”行を変更してください。なお、デフォルトでは“.level=WARNING”となっています。
rcpinstall.properties ファイルを保存してください。
設定を変更したら、Sametime connect clientを再起動してください。
IBM Notes クライアントに組み込みのSametimeの場合:
まずは、IBM Notesクライアントを停止してください。
テキストエディタで rcpinstall.properties ファイルを変更します。 ファイルの場所はクライアントがインストールされた場所によって異なる場合があります。以下はデフォルトのインストール箇所を示します。
Windows OS \Data\workspace\.config\rcpinstall.properties
rcpinstall.properties ファイルで以下の2行が存在しない場合は、以下の2行を追加してください。
・com.lotus.sametime.community.level=FINEST
・com.ibm.collaboration.realtime.community.level=FINEST
上記行がFINEST に設定されていることを確認ください。
IBM Notesクライアント組み込みSametime にログインし、該当の問題が発生するまで使用し続けてください。
各クライアントで収集した資料を取得する方法について:
IBM Sametime 8.5.x、9.x Connect stand alone client
a. [ヘルプ] - [サポート] - [サポート・データの収集] をクリックします。
しばらくすると [サポート・データの収集] ダイアログボックスが開きます。
b. [収集] ボタンをクリックします。 収集が完了すると、[サポート・データの収集] ダイアログボックスにて収集結果が表示されます。
c. 保存されたZIPファイルをサポートまでご提供ください。
IBM Notes 8.5.x、9.x:
a. [ヘルプ] – [サポート] – [IBM Support Assistant].をクリックします。
b. [データの収集] タブをクリックします。
c. [Lotus Notes 8.5] を展開し、[Notes 一般問題データコレクション] を選択し、[追加] ボタンをクリックします。
d. [すべて.収集] ボタンを押下すると、データ収集が始まります。
e. [データ収集を開始する理由] が表示されたら、説明を記載し[OK] ボタンをクリックしてください。
f. .metadata ディレクトリを収集するか表示されたら、[OK] ボタンをクリックしてください。
g. 収集が完了すると、収集結果は [データの収集] ダイアログボックス上に表示されます。
h. 保存された ZIP ファイルをサポートまでご提供ください。